第28話 珠洲市青年団協議会への手紙

ナイトウォーク2021実行委員会ならびに珠洲市青年団協議会の皆様


拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度のナイトウォーク2021のご成功、誠におめでとうございます。

当日は夜から日の出まで快晴に恵まれました。

皆様の日頃の行いの賜物と存じます。

また、私の知る限り、事故、病気、怪我等も一切なく、参加者全員が見事に終着点まで歩き切りました。

「誰一人取り残さない」持続可能な社会を象徴する催事となりましたことは、大変喜ばしいことと感じております。


私自身は、どう鯖を読んでも「青年」とは言い難いオッサンなのに、図々しく押しかけて運営に参加させていただきました。

きっかけは、8月前半にN(注:ここでは人名をイニシャルにします)実行委員長から私たちの会にいただいたお声かけでした。

その会とは、地域づくりにおける側面支援について考える仲間たちのことです(N委員長もその一員)。

今回のように地域での行事を企画して実行する際の側面支援を期待しての呼びかけでした。

しかし、80年近い歴史を持つ貴会には、毎年度、複数の催事を実施し続けてきた経験の蓄積があります。

こちらから教えることなど一切なく、むしろ学ばせてもらう立場で参加させていただくことにしました。


8月11日から毎週開催された実行委員会の会合や、8月20-21日の予行演習にお邪魔しました。

さすが多くの催事を開催している市青協様。

その事務所には、そんじょそこらでは見かけない極太の業務用文房具があり目を奪われてしまう場面もありました。


とうとう訪れた10月9-10日の本番。

質の高い運営を目の当たりにして、心から感銘を受けました。


思えば、委員長を中心に企画を練り、準備を着々と進めていかれたその段取りのすべてにおいて、さりげなくも的確な側面支援が多く見られました。

また、実行委員長が、個々の人の個性を活かしながら役割を振り分けるなど、側面支援的な統率のお手本を示しているように感じました。


なにより印象的なのは、皆様同士の強い熱意と団結でした。

振り返ってみれば、一番極太だったもの。

それは、実はみなさんの心意気でした。


期待どおりの、いや期待以上の学びが私にありました。

このような貴重な経験をさせていただき、心より感謝申し上げます。


末筆ではございますが、地域に欠かせない組織として、貴協議会がますます発展されるよう、心より祈念しております。敬具


2021年10月12日

地域づくりファシリテーター研究会 (通称「奥能登しつらえ隊」(仮))


地域づくりファシリテーション研究所

地域づくりの活動それぞれにリーダーが必要。でも、リーダーだけいればうまくいくとは限らない。側面支援も大切。この側面支援を「地域づくりファシリテーション」と称して、その役割を考えていきたい。研究所と名乗っているが、とりあえず仲間たちと共にこじんまりと議論し、実践していくなかでの気付きを記録していく。

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