第56話 対馬での学び その1

以前に、研究と地域をつなぐことについて書きました(第40~42話)。

その際にも触れた長崎県対馬市。

ぜひ現地を訪れて学びたい!


ということで、奥能登から3名の訪問チームを組んで行ってきました。


ぽーちゃん改め「haruデザイン」として活動中の納谷春佳さん。

現在、地元の奥能登でデザインの能力を活かしてフリーランスとして活動中。

大学生時代には地域づくりの勉強をしました。

その経験をもとに、大学生を奥能登で受け入れる支援にも関わっています。


そして、ピデさんこと小林秀輝さん。

2021年から金沢大学能登学舎で研究員として働いています。

能登里山里海SDGsマイスタープログラム(以下、「マイスタープログラム」)の運営に従事しています。

大学院時代に対馬で本格的なフィールド研究をしました。

地域に入って、コヤと呼ばれる伝統的な倉庫について調査しました。


この2名にムーランこと僕、北村を加えた3名が今回の訪問チームでした。

以前、佐渡を訪問したときは僕1人でした(第43~50話)。

単独で調査する利点ももちろんあります。

でも、複数の視点から学べる利点を今回は重視しました。

特に、奥能登で活躍する人たちに一緒に行ってもらうことに意味があります。


対馬についての知識や、現地の人たちとの関係性。

ピデさんは、その強みを大いに発揮してくれました。


Haruデザインさんは、現地の人たちとの対話をグラレコでまとめてくれました。

グラレコについては、地域づくりファシリテーションにつながるスキルと考えています。

第5~8話で、そのことを考えたり、実例を示したりしました。


ということで、僕たちが対馬で学んだことを、長編(?)シリーズで報告します。

特にじっくりお話を聞いた3名については、それぞれのグラレコと記事の組み合わせ。

それ以外のことも含め、最後に全般的な学びをいくつか述べたいと思います。

乞うご期待!



写真:対馬の風景。一見するとバラバラのようでいて実はそうでない「つながり大国」だということが、対馬での大きな学びでした(その意味はうしろの号で述べます)。

地域づくりファシリテーション研究所

地域づくりの活動それぞれにリーダーが必要。でも、リーダーだけいればうまくいくとは限らない。側面支援も大切。この側面支援を「地域づくりファシリテーション」と称して、その役割を考えていきたい。研究所と名乗っているが、とりあえず仲間たちと共にこじんまりと議論し、実践していくなかでの気付きを記録していく。

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