第13話 コーチングとファシリテーション その1

コーチング。

それは何か?

ファシリテーションと重なる部分はあるか?

違いはあるか?


僕がずっと抱いてきた疑問。

それを考えるため、2021年6月の寄合にゲストを招きました。

「あぶちゃん」こと、キャリアフロンティアの虻川真紀さんです。

クライアントが自分の目標を考えながら職業を探す道のり。

それを対話によって促すキャリアコーチという仕事です。

…という僕の解釈で間違ってないかな?


あぶちゃんとは、2019年3月に知り合いました。

「2030 SDGs」というカードゲームの研修。

このゲームを使う(主催する)には資格が必要です。

そのため、3日間の濃密な研修を受講。

最後に試験に合格すれば、晴れて公認ファシリテーター。

ゲームを使うことができます。


この研修は随時開催されています。

あぶちゃんと僕は偶然、同期受講だったのです。

初日午前の小グループで既に同じ組になりました。

同じ組の4名は言いました。

「この出会いは偶然でなく、必然だ。」


必然の出会いからしばらく、あぶちゃんとやり取りする機会はありませんでした。

あぶちゃんも僕もそれぞれの現場でゲームを使った学びの場づくりを重ねていました。

そして、コロナ禍が訪れました。

コロナは本当に困ります。

命を落とす人がいます。

人の間の関係性を変えてしまいます。


一方で、オンラインの手段が普及しました。

そのおかげで、地方にいる者として助かったことが多くあります。

あぶちゃんのコーチングをオンラインで受けやすくなったこと。

それも僕にとってはありがたい変化でした。


前述の濃密な研修の間に受けたあぶちゃんの印象。

それは、鋭い視点。

でも、誰でも分かる言葉の使い方。

そして何より、多様な考えを受け入れる懐の深さ。

この人のコーチングなら素晴らしいに違いないと思いました。


「ポインツ・オブ・ユー」というカードを使ったコーチング。

それをあぶちゃんが実践しているということにも興味津々。

2020年の秋に僕は何度かあぶちゃんのオンライン講座に参加。

そして、ポインツ・オブ・ユーの効果も自ら体験しました。


地域づくりファシリテーションを学ぶ仲間たちにも、

あぶちゃんのお話とコーチングをぜひ味わってもらいたい。

そう考えて、今回の企画となりました。

その中身は次号で紹介します。 

地域づくりファシリテーション研究所

地域づくりの活動それぞれにリーダーが必要。でも、リーダーだけいればうまくいくとは限らない。側面支援も大切。この側面支援を「地域づくりファシリテーション」と称して、その役割を考えていきたい。研究所と名乗っているが、とりあえず仲間たちと共にこじんまりと議論し、実践していくなかでの気付きを記録していく。

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