第16話 コーチングとファシリテーション その4

あぶちゃんをゲストに迎えた寄合もいよいよ終盤。

コーチングカード「ポインツ・オブ・ユー」を使った演習です。


言葉と写真の組み合わせによる65枚のカード。

お題に対して、これらの中から各自がカードを選ぶ。

そして、その理由を語る。

それだけで、漠然とした自分の思考が言語化されるのです。


僕もあぶちゃんのコーチングセッションをオンラインで何度も受けました。

コーチングカードといっても、カードやコーチが答えを言うのではありません。

自分自身が答えを見つけ、それを言葉にするのです。

魔法だ!と感じる場面をいくつも経験しました。


今回のお題。

それは、地域ファシリテーターとしての自分の目指す姿。

それを示すカードはどれか?

全員でそれを持ち寄って、お互いに理由を語る。


次に、すべてのカードをつなげて一つの物語をつくる。

そこに、裏引き(見ないでカードを選ぶ)の一枚を加える。

メッセージが裏引きカードから届いたかな?

そして、この物語に題名を付ける。

これが、チームの方向性を定める作業になります。

寄合でこれをやってみました。


写真:寄合で我々メンバーが選んだカードたち。

右下からジグザグに「直観」「歓び」「あるがまま」「バランス」「何でもできる」「死」。

一番上は裏引きで出た「解決策」。

題名のキーワードとしては、「生きる」「生活」などが出ました。 



しかし、残念ながら「これ!」という物語や題名ができるまでには至りませんでした。

この研究会はまだチームとして目指す方向が見えにくいようです。

つまり、僕のファシリテーション(あるいはコーチング)がヘタなのです。

それが今回見えるようになったこと。

それも学びです。

至らない部分は、これからじっくり高めていけるよう努めます。


コーチングとファシリテーションの共通点。

そして違い。

それは何か?


1対1がコーチング。

多数が相手ならファシリテーション。

そのように区別する考え方もあります。

それはそれで一つの正論です。


でも、僕の考えは違います。

コーチングという支え方。

それは、地域づくりファシリテーションの一つの大切な要素。

そのように捉えています。


答えは相手本人が持っている。

相手の力を心から信じ抜く。

特に、コーチングのこうした考え方。

そこに、地域づくりファシリテーションと重なるものを僕は見つけました。

今回、あぶちゃんから直接、あるいは間接的に多くを教えてもらいました。

あぶちゃん、ありがとう! 

地域づくりファシリテーション研究所

地域づくりの活動それぞれにリーダーが必要。でも、リーダーだけいればうまくいくとは限らない。側面支援も大切。この側面支援を「地域づくりファシリテーション」と称して、その役割を考えていきたい。研究所と名乗っているが、とりあえず仲間たちと共にこじんまりと議論し、実践していくなかでの気付きを記録していく。

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