第22話 根浜MINDからの学び その1

他の地域の先進事例から学ぶこと。

それも僕たちの活動の一つです。


2020年12月某日にオンラインでお聞きした話をここで共有いたします。

画面越しにお目にかかった相手は根浜MIND。

読み方は「ねばままいんど」。

岩手県釜石市にある一般社団法人です。

根浜は釜石市の鵜住居町(うのすまいちょう)にある海岸の地名です。


以前は草ラガーマンだった僕にとって釜石はよく聞く地名でした。

新日鉄釜石の日本選手権7連覇の記憶もあります。

そして、東日本大震災のときの「釜石の奇跡」。

津波からとにかく逃れようと努める意識。

それが他の地域より確実に浸透していた釜石。

このような地域から学ぶべきことが多くあるだろう。

そう僕は考えていました。


釜石のなかで地域づくりファシリテーションの役割を担う組織は?

僕はインターネットで情報を探しました。

そして、根浜MINDという組織を見つけたのでした。

地域住民が主体的に取り組んでいる印象。

そこに惹かれました。


本来は現地に伺いたかったのですが、コロナ禍もあり断念。

しかし、ありがたい逆提案をいただきました。

「まずはオンラインでお話しませんか?」

ふたつ返事でお願いしました。


そして迎えたオンライン会合の日。

普段は別の本業を持つ3名の人たち。

ご多忙のなか時間を作ってくださいました。

こちら側は僕(北村健二)を含め2名の研究会メンバーがお話を聞きました。


日程調整含めつなぎ役をしてくださったのが事務局の廣田一樹さん。

そして、コーディネーターを務める細江絵梨さん。

根浜MINDのなかではお二人とも若手メンバー。

会ってみると(画面越しですが)、とても頼もしい。


会合では、まずこちらの活動や目的をお伝えしました。

地域活動の主体が目標に近づく過程への側面支援。

この「地域づくりファシリテーション」に注目。

このような視点で、根浜MINDの活動から学びたい。

こちらの勝手な希望を理解したうえでお話してくださいました。


会合後半からは代表理事の岩崎昭子さんも合流してくださいました。

岩﨑さんの本業は、宝来館という旅館の女将さん。

ご多忙のなか時間をやりくりしていただき頭が下がります。

この宝来館は根浜MINDの活動拠点でもあります。


どのようなお話を聞けたのか?

それは次号でご紹介します!

(本号は前置きだけになってしまい、ごめんなさい…)  


地域づくりファシリテーション研究所

地域づくりの活動それぞれにリーダーが必要。でも、リーダーだけいればうまくいくとは限らない。側面支援も大切。この側面支援を「地域づくりファシリテーション」と称して、その役割を考えていきたい。研究所と名乗っているが、とりあえず仲間たちと共にこじんまりと議論し、実践していくなかでの気付きを記録していく。

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