第31話 青年団活動との協働のさらなる展開 その1

前号までは、珠洲市青年団協議会との協働についてのシリーズ(?)でした。

そのシリーズ(?)は一旦完結しました。


ところが、続きがありました(というか、続きが生まれました)。

今回はそれについて紹介します。


2022年に入って間もなく、珠洲市青年団協議会のOさんから連絡がありました。

「石川県青年問題研究集会」で進行役を依頼したいとのことでした。


青年団活動と僕との協働は、これまで2段階でした。

第一に珠洲市内のイベント、第二に珠洲市と県内他地域の間の対話支援でした。

新たな依頼は第三の段階ということになります。

それは石川県青年団協議会という県レベルの行事です。

つまり、どんどん規模が大きくなっているのです(汗)。


珠洲市青年団協議会のOさんは県の協議会の役員も務めています。

そのOさんが本研究集会の企画担当だそうです。

ということで、僕にお声がかかったわけです。


Oさんとは、それ以前の2つの協働でもご一緒していました。

なので、 ファシリテーターとしての僕の振る舞いを既に見ています。

(もしあれば)よいところと、(たくさんある)ダメなところ。

両方をご存知のはず。


そのうえでのお声掛けなので光栄です。

微力ながら貢献したいと思い、お引き受けすることにしました。


Oさんの最初のメールには以下のことが書かれていました。

この研究集会には2つの大きな目的があり、

1つめは、青年団が直面している課題について腹を割って議論すること。

2つめは、答えを共有して以降の青年団活動に活かすこと。


そして、WITHコロナ時代の青年団活動を探りつつ原典回帰を狙うとのこと。

そこには「楽しさ」があるべきであること。

Oさんのメッセージには、こうした考えも述べられていました。


以前のオンライン対話のときと同様に、事前のオンライン打ち合わせが1回。

研究集会の進め方については、特に問題なく方針が決まりました。

とてもよく練られており、僕から特に意見することもなかったです。


強いてファシリテーター的な提案をしたとすれば、

参加者への事前配布資料に「ワークシート」的な機能を持たせることくらいです。


議論するテーマを事前に示し、各自で考えてきてから当日を迎えたい。

そのほうが当日の議論が活性化する、というのが主催者の考えでした。

それに僕も強く賛同しました。


そして、資料では、それぞれのテーマ(問い)の下に「程よい空白」を入れておく。

その空白にメモ書きできます。

実際にメモ書きしなくても、「事前に考えておく」という予習を促す。

そのようにちょっとしたファシリテーション的な仕掛けです。

この提案は採用してもらえました。


ところで、打ち合わせの際に、僕が初めて知ることもありました。

それは、石川県青年団協議会のなかに「研究室」という組織があること。

そして、研究室から非常に本格的な報告資料が出されていること。


代替わりが常に必然である青年団という組織のあるべき姿。

それが報告書で詳細に分析されており圧巻でした。

そうして、1月22日の本番を待つのみとなりました。


地域づくりファシリテーション研究所

地域づくりの活動それぞれにリーダーが必要。でも、リーダーだけいればうまくいくとは限らない。側面支援も大切。この側面支援を「地域づくりファシリテーション」と称して、その役割を考えていきたい。研究所と名乗っているが、とりあえず仲間たちと共にこじんまりと議論し、実践していくなかでの気付きを記録していく。

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